2ストと愉快な仲間たち

バイクと人生。大袈裟かもしれませんが、1度の人生(しかももう人生のUターンだし)で一番好きなことをして生きていくと決めました。そんな自分記録です。

ぶらりカブの旅~ぶらりじゃなくなった林道の巻


先日、Amazonで動画用のカメラ2台目を購入したのですが、

それを試すために嫁とカブでぶらりとその辺を走ろうと自宅を出ました。


レースの時はシートカウルで後ろから撮ったりしていましたが、今回は車載ならぬ、チェストマウント(胸のあたりにカメラをつける)です。

嫁と気軽な気持ちで行ったのですが、やはり林道好きの私、ぶらりでは終わりませんでした(笑)

今年からカブに乗り始め、林道初心者の嫁にとっては修行みたいになってしまいましたww


そんな林道走行の様子をYouTubeにUPしましたので見て頂けると嬉しいです。


因みに、嫁のクロスカブにもオフロードタイヤを装着しています。


やはり林道を走るのは楽しく気持ち良いです。

冒険的な要素も多々あり、ワクワクします。

いくつになっても少年の気持ちですwww


まぁ、50代半ばの私ですので安全に、そしてあまり無茶はせずにこれからも楽しみたいものです。

ぶらりカブの旅~吉野・五條・天川・川上



先日のぶらり旅。

ぶらり

120㎞(結果、ぶらりじゃなくなったんですが)



良く晴れた8月末。

FBでお知り合いになった方に会いたいなぁと常々思っていましたので、
いつもの『ぶらり』のつもりで当日の朝遅い時間に嫁とカブに乗って自宅を出発。

奈良県の西吉野でライダースカフェを営んでおられるということなので、そちらを目指します。

そこまでのルートもかなり気持ちよく走れるコースでして、自然の景色に癒されながら、途中寄り道しながら走ります。

何と気持ちよい、心地よい風、緑の匂いがして最高に気持ちいい。


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吉野、津風呂湖を抜けて走ること約2時間。

この日の目的の場所、西吉野、R168沿いにあるライダーズカフェ・モトダイナ―さん。
景色も空気も抜群に良いです。

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何時間でも居たくなる、そんな場所です。

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そして超楽しいマスターは私とほぼ同年代、とてもパワフルで素敵な方!
カフェの他にジープのレストアや、レース活動、あっ、鈴鹿4耐にも参戦されているそうで、本当にスゴイ方でした!

そんな何時間でも居たくなる雰囲気の中、奥様の美味しい食事を頂き、気づけば結構いい時間。

折角ここまで来たのだし、ちょっとその先へも足を延ばそうと、モトダイナ―さんを後にしました。


そこから先は林間をひた走り、天川村に向かいます。
川の石がどんどん大きく、気付けば目を見張る程の岩だらけになってきます。
まさに『渓谷』です。



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近くで見ると圧巻の岩。

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もう、この辺りはこの上なく涼しいです。


みたらい渓谷から、昔行ったことのある林道を抜けようと思っていましたが、残念ながら通行止め。

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最近、よくこんな場面に出会います。

仕方なく別ルートを通って川上村に抜けることにしました。


林道好きな私ですが、林道は近年の自然災害によって大きく姿を変えて行きます。
そして自然と共存していく限り、それは仕方のないこと、それが『自然』なのだなぁと思ったりします。

ともあれ、予定を立てず、気持ちの赴くままに気軽に寄り道をしながら走ります。

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気付けば、夕方。

山の頂上あたりで天気は崩れゴロゴロと雷の音。

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下山を急がねばとそこから一気に下ります。


思えばその道の途中も数年前の台風の土砂災害で一時は大変なことになっていました。
その時、私はやはりバイクでその光景を目の当たりにして大きな衝撃を受けたものです。

当時の『林道ノート』には『復旧までに2~3年はかかるのではないか…』などと私感を記していたのを帰ってきてから読み返し、いやいや2~3年どころではなかったなと。
今回通って思ったのは、昨日今日に通れるようになったような感じです。
何せ、まだまだ土木の作業の途中で、造成した後は草も生えていなかったのですから…。

今回、通ることができたのは本当に良かったです(通れなければまた山道を戻ることになります)。

少し雷雨に遭いましたが、無事に川上村の道の駅に到着。

自宅はまだまだですが、何だかもう家に着いたかのような気持ちになりました(笑)。


今回の旅も気軽にぶらりと出発しましたが、その割には120kmほどのなかなか濃い~い旅になりました。

今回も自然を堪能し、感動し、また楽しい思い出の1ページに追加されました。

地図で見ても緑が多いですが、奈良県、とても山深いところです。
しかしながら、改めて思うのは、自分が日常暮らしている範囲ではまだまだ堪能しきれていない、訪れたことのない場所が沢山あり、もったいないなぁという事です。

自分の住む場所の良さ、素晴らしさを味わえる旅をこれからもしたいものです。



ぶらりカブの旅

『ぶらりカブの旅』

…なんだか旅番組のパクリのようなタイトルですが、ごめんなさい(/ω\)



前のブログでも書いていますが、この夏は改めて近隣散策を楽しんでいます。

病気をしてから後遺症の痛みなどもあり、もう以前のようにバイクに乗ることは楽しめないんじゃないかと感じていましたが、ことのほか、思わぬことから楽しみがやってきた感じです。

ひとつ前のブログと重複する部分もあるかもしれませんが、読んで頂けると嬉しいです。


ロードバイクももちろん好きですが)大の林道好きの私、以前はオフロードバイクであっちの山、こっちの山とよく散策したものです。

まだまだアナログの時代、『林道ノート』なるものを作り、訪れた林道の様子や感想などを書いていました(←結構マメ ;)。

山の多い奈良県南部は私の格好の遊び場でした。


昔は好きなメーカーのこだわりもありましたし(大のヤマハ党です 笑)、
2輪に跨れば攻めの姿勢で臨んでおりました(笑)。
(勿論、今のようにトコトコとゆったり走るなんて思いもしていませんでした)
それだけに、ちょっと危険な目にも遭いましたが、それでも少しの時間でもあれば新しい林道開拓にいそしんでおりました。

しかしながら近年では、病気もしたり、そしてあの頃より確実に歳も取り(50代半ば)、もうハードなことはできないだろう…と感じていました。
前述したようにバイクに乗ること自体を楽しめるまでになれるのだろうかと、ちょっと寂しい気持ちでもありました。


そんな矢先、知人の要望で1台、他の知人も1台と立て続けにカブを触るようになり、やがて試作がてら自分用のオフロード・カブも作り…。
ひょんなことから嫁もクロスカブに乗るようになり(笑)

ヤマハ党の私が蓋を開けてみれば今年はカブばっかり触ってるじゃあーりませんか(笑)



大排気量のバイクは勿論魅力的ですし、今でもずっと憧れなのは変わりません。

しかし、気負わずに日常の延長線上で常に乗れたり触れたりするのはメーカー問わず、今の私にとっては小(中)排気量の単車なんですね。

手軽なんですね、乗るのも触るのも。

ホントに気軽に乗れます。

思いついたらスグ乗れます。

無理な姿勢を取らないので身体にも優しいです。

小回りがきくのでたいがいの道、躊躇せず行けます。

私の場合、オフロードタイヤを装着しているので未舗装や石がゴロゴロしている道もそこそこ行けますし、(50㏄以上なら)一般道も割とストレスなく走ることができます。

そして、何よりワンコイン分の燃料で結構遊べます!

そんな訳で、今年は手軽に気軽に近隣の野山を散策したりする機会を多く持つことができました♪


昔よりスリルは求めていません(^^ゞ
あくまでも安全に!

代わりに心地よい風や自然の風景を思う存分味わいながら走ります。

そして、ちょっと気になる場所には気軽に寄り道したりして。

そんな『ぶらりカブの旅』的なことを楽しんでいます。

人生の楽しみがまたひとつ増えたみたいで嬉しいです。

歳を取ったなぁ…といえばそれまでなのですが、逆に今まで気づけていなかったことを気づけるようになった気がします。


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暑かった今年の夏、とっても涼しいここへは何度も何度も行きました。ここで弁当を食べ、そして遂にはAmazonでこんなもの↓まで購入し昼寝をしてました(笑)

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自宅から10分少々。↓ここへも良く涼みに行きました。
マイナスイオンの冷たい川の流れ、涼しい風、鳥の鳴き声、木漏れ日と苔の感じ、全てが良い感じで何時間でも居たい場所です。

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↓こちらは前のブログにも載せていますが、晴れた日の光景が素晴らしい場所です
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時にはこんなところ↓も散策しました。案外、嫁が喜んでました(笑)
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草や木をかき分けて行くとこんな光景↓に出会います。だから冒険はやめられません!
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自宅近隣には沢山の自然と、そして行ってみなければ味わえなかったであろう素晴らしい景色があります。

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いろんなもの、こと、人、環境、全てに感謝です



カブでプチツーリング


6月に入り、また一段と暑くなってまいりましたね。
今日、中国地方が梅雨入りしたそうで、じきに近畿も梅雨に突入するのでしょうねぇ。。。



さてさて、以前、友人のオフロード仕様のカブを製作したのですが、それから立て続けに何台かカブを触るうち、自分用のオフロード・カブも欲しくなったので作ってみました。

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廃材でリアボックスも作ったりしてw


そんなこんなで最近ちょっと散歩がてら近場ですがチョコチョコ出掛けております。

手軽でよく走ってくれる、
オマケにちょっとしたオフロードもOK。

なかなか面白いものです。


そして嫁は新車のクロスカブ110ww

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これは、なかなか売れなかったので自分達で乗ることに…(´Д`)
しかしながら、嫁、大満足しておりますので結果オーライかな…と(^^ゞ



私が住んでいる奈良県宇陀市の近辺にも沢山素敵な場所があります。

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宇陀市室生・龍穴神社

こちらは先週末に行った『龍穴神社』。
とても好きな神社で時々お参りに行きます。
いつも神聖な気持ちになります。
周りの大樹からもパワーを感じます。

この日は日ごろのお礼とクロスカブの安全祈願に行きました。


下の2枚の写真は昨日訪れた『龍王ヶ淵』。
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池の周りも湿原が広がっていて幻想的です。
緑の中で心落ち着く美しい風景です。



そして林道好きの私はこんなところも走ってみたくなり、ちょっと寄り道。

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こんなところもオフ仕様にしたら結構走れます。

昔はよくあちこちの林道を走ったものです。



近隣ですが、気持ちよく走れるところ、素晴らし景色、まだまだ沢山あります。

また紹介できればと思います(#^^#)



鈴鹿 FUN&RUN クラッシックレース・第二の青春 ~ その2『仲間と共に』



さて、レース直前のマシントラブルも解消し、いよいよ本番です。


仕事が忙しかったライダーのU君、総監督のY君、そして先日の山籠もりで腰を患ったF君もみんな揃って前日の公式練習&事前車検。
大した問題もなく予定をクリア!


そして迎えた5月6日の本番。

車輌も調子良く、爆音を高らかに轟かせてくれます。


一時はどうなることかと思いましたが、諦めなくて良かった!

ホント、良かった!



午前中の予選も前日のタイムを縮めて終了し、午後はいよいよ決勝です。

あとはもう、順位よりとにかく楽しくレースを味わって欲しい、そして無事にゴールして欲しい。

30年振りのU君の雄姿を仲間とこうして見守り応援できること。
同じ目的を持って皆でひとつのことを目指せること。
そしてこのドキドキ、ワクワク感。

全てが幸せで感謝しかありません。

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タカイレーシングファミリーの生みの親である社長もきっと天国で見守ってくれていると思います。
彼がいなければ、今の私たちも無かったでしょう。

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スターティンググリッドにつき、いよいよスタートです。

涙が出そうになりました。

彼が私たちの夢と希望も一緒に乗せて走ります。


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U君は無事にゴールしてくれました。

何をおいてもそれが一番嬉しいこと。

そしてU君が30年振りに鈴鹿を走ると決めた時から描いていた私たちの夢が叶いました!

本当にありがとう!
そしてお疲れさまでした!


10代後半~20代前半。

あの頃レースに夢中になっていた若僧が、
30年を経た今、
シワも増え、体力も落ち、随分オッサンになりました。

しかし気持ちは変わらず、あの頃のまま。
仲間が大好きで、バイクが大好きです。
この空気が大好きです!

そしてあの頃以上に強く思うこと。
『今、この瞬間、瞬間を心に焼き付け、楽しみ味わおう』
ということです。

またこうして仲間たちと一緒にここに来て、喜びを分かち合えることに心から感謝です。


次のレースは7月。
また皆で楽しくゴールを目指して行きます!


読んでくださってありがとうございました!


鈴鹿 FUN&RUN クラッシックレース・第二の青春 ~ その1『まさかのマシントラブル・でもそれはそれで感動的』



この数日間、私は感動にどっぷりと浸っております。

4月6日、鈴鹿 FUN&RUN・クラッシックレース。
このレースに私たちは『タカイレーシングファミリー』として参戦しました。

青春時代に仲間と分かち合ったあのドキドキとワクワク感、
喜びと達成感。

それらを再び同じ仲間と味わえたこと。

最高に幸せで感動的な時間を過ごしました。


今日はそんなオッサンの清々しい(笑)青春の1ページのお話です。
ちょっと長いけど読んでもらえたら嬉しくて小躍りします♪(^^ゞ

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何度かこのブログでも書いてきましたが、私は約30年前まで当時お世話になっていたバイク屋の社長の元、タカイレーシングファミリー(TRF)というチームで仲間と共にレースに明け暮れていました。

そんな青春時代の酸いも甘いも共に過ごした仲間(全員同級生)が
まるで何かに導かれるように再集結。
仲間のひとりU君の鈴鹿FUN&RUNクラッシックレース出場をきっかけにしてTRF再結成へと至りました。

TRF再結成後、先月初旬にはエースライダーU君と監督兼ライダーのY君がマスターズトライアルに参戦。

その興奮も冷めやらぬまま、今回のクラッシックレースへ向けて本格取り組みとなりました。


30年振りにロードレースに復活するU君。

そこから、少しずつ、ステップアップし、鈴鹿ツインサーキットにてラ・パラ参加。

マシンもU君も順調に仕上がっているかのように感じておりました。

…が。


神様はそんなに簡単に階段を上らせてはくれないのでした。


レース直前の4月27日。
この日はメンバー勢ぞろいで待望の鈴鹿サーキットでの練習走行。

…のはずでした。


しかし行くやいなや問題は勃発。
いざエンジンを始動すると、まさかの片肺!?

(・ω・)アレアレ???

この前まで調子よく爆音を轟かせいたTA125。
特にマシンが機嫌の悪くなるようなことはしてないです。
むしろ褒めて育てて(整備して)おります。
いや、もう、冗談言ってる場合じゃない感じなのですが。。。


何とか走らせようと、皆で精魂尽きるまで対策を講じましたが改善することはなく、

結局その日はまさかのピット内作業のみ(泣)
ピットの床は涙、いや、オイルでベトベト(泣泣)
私たちは疲労と絶望感でヘトヘト(泣泣泣)

まるでスケートリンク並みに滑るピットの床。
パーツクリーナーとウエスを慌てて買いに走る次第(走るところが違う;)。


走らせる気満々で鈴鹿まで行ったのに。
あろうことかマシンは一度も走行に至らなかった…(/ω\)

その上、この時点で既にレースまで10日を切っているという現実。

焦る気持ちを抑えつつ、
『まだ時間はある。大丈夫だ。』
そう気持ちを切り替えて帰路についた日でした。


そしてそれからがまた壮絶で…。

鈴鹿ではその時できることを一通りやってみて全く改善しなかったため、
このクラッシックレースに何度も出場し、この車両に良く精通されている、
そして私の所有する同型TA125の元オーナーさんでもある方にも電話で相談し指示を仰ぎました。
しかしにわかにこのような状態になることは一度も無かったそうで考えにくいことだと不思議がっておられる次第。

一体どうしたものやら…。

とりあえず、先ずは私のTAと比較しながらひとつずつ部品を移植していきます。

電気系統は勿論のこと、キャブレター、エンジン、マフラーに至るまで、
事細かに交換しながらの検証作業です。

GWで長い休暇を取っていたTRF広島支部長のF君、
彼も休日返上で問題解決に向けて一緒に取り組んでくれました。
とても心強いことでした。


1日目は私の作業場で。

しかしこのTA125のエンジン、超爆音です。
私の作業場でのエンジン始動はご近所迷惑になりかねません。

なので2日目は山に籠っての作業

オレ達本気の山籠もりだぜwww




工具一式、自作のエンジンスターター、そしてもう一台のTA125車輌。
これらをトラック積んで山に行った次第です。

風薫る5月~~~

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素晴らしい景色、何て美しい新緑…(´ω`)

アウトドアガレージもなかなか良いなぁ…



いやいや…

そんなことより作業作業w

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余談ですが、途中、エンジンスターターのタイヤが外れて飛んでいくというアクシデントがありまして…(/ω\)なにせ自作なもんでww
F君、腹を抱えて大爆笑。
…タイヤが谷底に落ちなくてホント良かった~
応急修理で危なげながらも何とかスターターは復活。
(私はここにスターターを修理しに来た訳ではない;)


気を取り直し、引き続き車輌についての作業です。

部品交換 → エンジン始動
部品交換 → エンジン始動
部品交換 → エンジン始動
今度こそ
今度こそ
今度こそ



しかしながら、一向に状態は改善することなく変わらず。
触っても左のマフラーは冷たいままです。

暑さと足腰の痛さでF君も私もちょっとバテ気味。
そしてそんな時ほど良からぬことを考えてしまうものです。

考えたくないけれど、エンジンの中身だったりして…。
例えばクランクケースのシール抜けで圧縮が低いとか…。
直ぐには手に負えないような何かが原因とか…。

万が一レースに出られなくなったらどうしよう…。
U君のがっかりした顔が浮かんでくるようです。

そんなことが頭を過り、どうしようもないような気持ちになります。


もうレースは5日後に迫っているというのに…。


二人して暫くウダウダとした後、
それでも何かしなくては、
無理なら無理なりに最善を尽くそうと気持ちを振るい立たせます。


”因みににもう一台の車輌にエンジンから丸ごと載せ替えたらどうなるのか”

まさかなー。
けど、まさかとは思うけどやってみようと、
これでまさか改善するようなら…、それはそれでアレですが(笑)

そして全部載せ替えた車輌でエンジン始動してみると…。


何という事でしょうwww

めっちゃ調子いいwww


まさかのそれはそれでアレですwww


何であっち(レース車輌)はダメでこっち(私の車輌)なら良いの???

何だか狐にでもつままれた気持ちです。

『もうフォークも何もかも移植して、もう一回最初から慣らしして、こっちの車輛で走ってもらおう。もう意味わからんしw』

『その前にこの車輌お祓いしてもらおう』


そんな脱力笑いをしていた私たちふたりですが、
最後にF君が言ったひとこと。
これで全てが急展開することになったのです。

『まさかとは思うけど・・・。違うかもしれへんけど…。』とF君。
スロットルバルブとジェットニードルだけは移植してないので、
それを移植してもう一度元の車輌でエンジンかけてみようとの提案。

そういえばそれは大丈夫だと思い込んでいました。
そしてキャブレターまでは移植して試しましたが、唯一そこだけは変えていませんでした。
何も、異常なくいけてる自負があったのです。

しかしながら、思い込みで作業することはもうこの際ダメだと。
この時点でもう午後の3時もとっくに回っていたでしょうか。

最後の望みを託し、もう一度エンジンを積み替えて他のパーツも元に戻し、
全くのオリジナルの初期状態に戻してから、スロットルバルブとジェットニードルだけを移植。


そしていざエンジン始動!


うおおおぉぉぉぉーーーー!!
いけたーーーーー!!

拍手喝采!!
もう泣けます!
感動です!


夕方、山を降りる頃にはお互いに体はヘトヘトでしたが、
気持ちは喜びで満たされています。

これで何とかレースに間に合うぞ!


エンジンの積み下ろしと屈み作業で腰を痛めながらも
口ではアホなことばっかり言い(いや…場を和ませw)、
そして最後の最後に特大の逆転満塁ホームランを放ってくれたF君。
折角、単身赴任先から戻ってきたのに休日を家庭で過ごせなくなってホントごめん!
でも本当にありがとう!
(因みにF君はこの後2日間寝込んだらしいです…;)、


これで先への扉が大きく開かれました!

次はレース前日の公式練習と車検をパスすればいよいよ本番です!!
それまでに車輌の万全の整備と、そしてスターターのタイヤが外れないようw改善をします。



長くなりましたのでレース当日のことは次のブログで→

最後まで読んでくださった心優しい皆様ありがとうございます!




全日本マスターズトライアル第1戦・TRFトライアル部




先日、4/8は『全日本マスターズトライアル第1戦・中国大会』に行ってきました。


マスターズトライアルの初戦に同行するのは今年で3年目になります。
今年も行くことができて本当に良かったです!

我々TRF(Takai Racing Family)からはエースライダー・U君と監督兼ライダーのY君が出場。

U君はマスターズトライアル3年目、Y君は約半年前からトライアルを始め、2017年の最終戦より参戦しています。


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今年の春は急に暖かくなり、花という花が全部咲くそんな陽気の中
私の鼻も見事なほどズルズルになっておりましたが、
『今年は暖かいよな♪嬉しいな♪』…なんて、高を括っていたわけですが…。


何と、前日よりまさかの『雪』(/ω\)



会場の広島へは前日入りしたのですが、道中、霙が降り始め、
車中では『嘘やろ(・ω・)!?』を連発。

そして宿に着くと霙は雪に…。


何という事でしょう。。。



(因みに去年は今年より一週間早い日程で開催されましたが、去年はスキー場のある場所で開催され、見事に脛辺りたりまで雪が残っており、川辺の積雪が無い場所にセクションが作られていました。それはそれは寒かったのを覚えています)

結局、今年もピンポイント的に寒いなんて、ある意味スゴイw


…と、そんなわけですが、私たちはこのマスターズトライアル第一戦が春の訪れと捉えております。

3年前のU君の初参戦をきっかけに、毎年、仲間と宿泊し、前日は共に楽しい時間を満喫。
翌日はマスターズトライアルを応援という恒例行事となっています。


初戦の中国大会は毎年、旅館のすぐそば(裏山とか)の併設会場なので
前日入りして、『ひと風呂浴びて宿泊宴会』的な事が可能ですし、
本格的にキャンピングカーで転戦している方もおられます。


因みに今回宿泊したお宿はこちら→光信寺の湯ゆっくらさん
なんと9種類の風呂が楽しめるのだ♪



この全日本マスターズトライアルは主催者、参加者共にとにかく雰囲気が良いのです。

年齢層も高いだけあって、若い頃のレースのあのピリピリ感などは皆無です。
皆さん、第2の人生を思い切り満喫し、心豊かに人生を楽しんでおられます。

私たち50代はまだまだ若輩者です(笑)
最高齢は80歳の方もおられます。
しかしながら、一旦バイクに乗ると年齢なんて分かりません。
皆さんとてもカッコいい!
そして何より、バイクに乗っても降りても、生き方が素敵な諸先輩方なのです。

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前夜の楽しいひと時の後、一夜明け当日の朝。
宿の部屋の障子を開けると外は雪景色!

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昨晩ち~とばかり調子に乗り、飲みすぎてボヤけた視界はいっぺんにクリアになりました(笑)

道路は積もっていませんが、車の屋根や山は白く雪化粧、とにかく寒い。


3日前までの20℃越えの気候は夢だったのか?

あぁ、夢だったのでしょう、きっと。。。



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何はともあれ、宿の朝食も大いに満喫(笑)
旅館の朝ごはんって何でこんなに美味しいのでしょう(#^^#)

余談ですが、奈良県から単身赴任で広島に在住のTRF広島支部長のF君、
彼が今回、一番、宿の食事を堪能していた様子。
彼は中国出張が多く、今回も中国から帰国したばかりです。
和食が嬉しいと昨晩も絶賛。
朝は白飯を3杯おかわり。。。

皆がそれぞれに非日常の世界を楽しみました。



…とここまでは完全に浮かれたおじさんの旅日記みたいになってしまいましたww

ここで確認です、今回はトライアルの大会です、念のためw


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朝食後、いよいよ気持ちを引き締めて参ります


…が、しかし宿の玄関を出た瞬間。

『あっ、寒っ(/ω\)!!』

おじさんは早々にヘコタレそうになりましたよw




いやいや、ここからが本番です!



寒いけど、
風も冷たく強いけど、
…そしてちょっと二日酔いだけどw



車輌を下ろし、ライダー2人が着替えると気持ちもグッと引き締まります。



そして今回なんと

約30年振りにTRFを再結成したのを記念して『のぼり』作ってしまいましたw

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これ、かなり目立ちますww


スタート前、開会ミーティング後の記念撮影にもちゃっかり写ってますw

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…思い出作りです。お許しください m(__)m




そんなこんなでいよいよスタートです!

1分間隔、一人ずつのスタート方式で8セクション3ラップです。

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↑ TRF監督兼ライダーのY君です!
トライアルは約半年前ぐらいから始めたのですが、とても半年とは思えない素晴らしい走りを見せてくれます。
因みに彼、ひと月ほど前に入院・手術をし、本当は病み上がりなのですが、
退院後すぐに練習を再開していたという…w

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↑ TRFエースライダーのU君!
この大会は3年目、彼の粘り強さとパワフルさは格別です。
今年は5月の鈴鹿ファンランのクラッシックレースにも参戦します!
因みにこの日は前夜の宴にて二日酔いww



さて、スタートを無難に決め、
初っ端から急で長めの斜面を使った結構難易度の高いセクションです。

上りの途中、起伏と若干の曲がりもあるのでアクセルワークが難しそう。
下の観戦者側から見ると途中で滑り落ちるんじゃないかと思わせるセクションです。
私が徒歩で登れば間違いなく滑り落ちるでしょう(笑)

そして上りがあれば下りもある。

ライダー目線からすれば下りの方が怖いのでは?と思います。
メインはこの斜面のようですが、セクション進入してすぐの自然的に出来たであろう小さな沢(!?)も後々ライダーを悩ませることになります。

下が緩いこともあり、地形はどんどん悪路になっていきます。



ここは普段トライアル場などではなく、旅館の裏山に今大会のために地形を利用して作られたセクションです。
全セクション、うまく良い感じに仕上げられていますし、
歩きでも移動できる範囲内で見事に8セクションが作られており、
主催者様をはじめ、携わっておられる方々のご苦労がうかがわれ、本当に感謝です。



1ラップ目はとにかく入念に下見をしライン取りを決める各選手。
U君、Y君も真剣に歩いてコースを確認しています。

しかしながら雪どけ水と枯葉でズルズル、ヌルヌル、ジュクジュク…
お陰でライダーがコースインする度、どんどんラインは変わっていきます。

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それにしてもこの日は目まぐるい天候の変化でした。
吹雪になったり、急に晴れたり、突風が吹いたり…(*_*)

内心、(これはエライ日になったなぁ~(´Д`))と思っていました。

しかしながら気象だけは何ともなりませんね。
外でやるスポーツにこれは付きもの。
やる側も見る側も、それも含めて、時には覚悟もし、最大限に今を味わい楽しむことが大事なのかもしれません。

…なんて、見てる側の私が偉そうなことを書いておりますが、
後に彼らが2ラップ目に入った時私は。。。(/ω\)



十分に時間をかけて回った1ラップ目とは打って変わり、2ラップ目は軽めにコースチェック。

その時私は。。。

大きな声では言えませんが、

私、あまりの寒さに足が痛くなり広島支部長のF君と2ラップ目はちょっと宿の中で待機w

ごめんなさい(´Д`)

それでもTRF二人のライダーは頑張っています。
しかもいつも私たち応援者のことまで気遣ってくれています。
なんて神的な仲間よ!!!(/_;)


3ラップ目の前には拠点に戻り一旦給油。
結構燃料を使っていたようです。

(私が宿の中で待機してる間に終わっちゃったんじゃないかと内心とても焦りましたww)


3ラップ目。

最後のラップは私も再び同行。
天候も安定してきました。

ライダー2人は軽めにコースチェック。

1,2ラップを経て、次は必ずクリアできると思っていたセクションの地形が変わって悪路になっていたりと、そんな誤算も含めて、それでもどんどん良くなっていく2人。

お互いに刺激を受けながら、切磋琢磨している様子が見ていてもよくわかります。

普段はほぼほぼアホなことを言っていますが、いざマシンに乗ると真剣です。
そしてとてもストイックです。

これは30年前、ロードレースをやっていた時から種目は変われど気持ちは変わっていません。


最終ラップ、最終セクションを終えた2人は本当にいい顔をしていました!
そして取り巻きの私たちも、仲間全員が笑顔になりました。

お互いに『ありがとう!』の嵐です。

こんなに素晴らしい仲間と、環境があること、そして自分もそこに居られること、
全てのことに感謝しかありません。

30年の時を経て、またこうして感動や喜びを共にできることは何と幸せな事なのでしょう。

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いつも初戦は必ず応援に行かせてもらっていますが、皆さんとても温かくとても良い雰囲気の中での大会です。

このような場を提供してくださっている『全日本マスターズトライアル』の関係者の皆様、出場者の皆様にも改めて感謝です。


そんな訳で、今年もひとつ、楽しい嬉しいイベントが終わりました。
U君、Y君本当にお疲れさまでした!
そして幸せな時間をありがとう!
ライダー二人は2戦目、3戦目…と今後も一年を通して参戦していきます。


帰路につく時、私は車の中でいつも感謝と感動の気持ちで満ち溢れています。
素晴らしい仲間と共に歩めるこの人生が最高に嬉しいです!


さぁ、次はいよいよ5月に控えている鈴鹿ファンランのクラッシックレースです。

トライアルに引き続きU君には頑張ってもらいます(^^)

もちろん私たちも全力でサポート、そして全力でアホなこと言いながら応援します!!


また練習の様子などアップします。

…いや、アップする予定です。

…出来たらアップします。

…出来なかったらごめんなさい!


           長文を読んで頂きありがとうございます!